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    良く戴く質問とお答え



Q1.気球で行きたい所へはどうやって行くのですか?

A1.気球は風に乗って飛びます。
  ですから、行きたい方向の風を探しそれに乗る事で、目的地を目指します。
  行きたい方向へ行く風が無い時は、諦めます。


Q2.出発地点に戻って来れるのですか?

A2.戻れる風が有る時には戻って来れます、しかし上手い具合の風は中々吹いて
  くれません。
  通常は、自動車で気球を追いかけ、着陸した地点で気球と搭乗員を回収し戻
  ります。


Q3.気球の大きさはどのくらいですか?

A3.様々な大きさの気球が有りますが、通常フライトしてる気球ですと、
  直径17m、高さ25m位、大体5階建てのビルと同程度の高さになります。


Q4.何人乗りですか?

A4.気球の大きさにより乗れる人数が変わって来ます、小さい1人乗りから、観光
  用の20人以上乗れるような大きな物まで様々です。
  また、熱気球は球皮内と外気温の差により浮力を得ていますので、暑い夏と
  寒い冬で乗れる人数が違って来ます。
  「Q3」でお答えした程度の気球ですと、大人4人前後が定員になります。


Q5.燃料は何ですか?

A5.プロパンガスを使用します。
  家庭で使われている市販のプロパンガスが燃料です。


Q6.何時間位飛べるんですか?

A6.気球の大きさ、気温、飛び方等で変わって来ますが、通常のフライトですと、
  2時間位飛べる燃料を用意し、30分以上飛べる分の燃料を残して着陸します。


Q7.気球のお値段は?

A7.一番良く聞かれる質問です。大体、乗用車一台と同じような物です。
  乗用車といっても軽自動車からベンツの様な高級車が有るように気球の値段も
  ピンからキリまで色々です。
  同じ程度の大きさの気球でも凝った柄にしたり、形を変えたりすると当然高価
  になります。


Q8.気球の競技は何を競うの?

A8.正確さを競います、天候の読み、操縦など全ての正確さが結果として現れる様な
  競技が行われます。
  
   例として、ジャッジデクレアルゴール(JDG)という競技では、競技運営側が
   指定した場所へ向かい飛行します。
   パイロットデクレアルゴール(PDG)という競技ではパイロット「ここに行き
   ます」と宣言し、実際に行けるか競います。
   ミニマムディスタンス(MIN)と呼ぶ、離陸後一定時間以上経過した後に、出発
   した所へ戻ってくる。
   などさまざまな競技があります。


Q9.パイロットの免許は?

A9.我が国では、気球に関して国家による免許制度がありません。
  しかし、安全などを考慮し、民間団体である日本気球連盟が技量試験を行い、
  免許を発行しています。
  気球の免許制度は国によって違い、イギリスでは国家による免許制度が無く、
  アメリカでは航空機として、国家による免許が発行されています。

  免許を取りたい場合、インストラクター資格を持ったパイロットの居るクラ
  ブに入り、一定時間以上の飛行訓練を受け、また連盟公認の学科講習会の
  受講をし、イグザミナー(試験官)によるチェックフライトに合格し晴れ
  て、パイロットという道筋です。


Q10.飛行許可は取るの?

A10.我が国では、免許制度が無く、航空機に分類されない気球ですが、空を飛ぶ
  以上、他の航空機との 関係がありますので、飛行エリア、飛行時間など航
  空局に届け出を行っています。
  航空局は、届け出に基づき、「ノータム」と言う航空路通報を発行し、他の
  航空機への注意を喚起してくれます。


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